仕事にポリシーは必要なのか

仕事にポリシーが必要であると良く言われる。品質にこだわる、納期を守るといったことは当たり前のことなのでポリシーとは言えない。ではどんなものをポリシーと呼ぶのかと言えば、自分なりのこだわるやり方である。こんな手順でこんなアプローチの仕方にこだわる、というのがポリシーだ。
けれども結局のところ、最終的なお客の元にきちんとした成果物を届けることができれば、ポリシーは関係ない。例えば接客を受けるのに、相手は社員であろうがアルバイトであろうが関係ないのと同じである。どんなポリシーを持って取り組んだとしても何のアピールにもならない。とにかく要望に応えるものが仕上がれば良いのだ。そのような意味で考えると、余計なポリシーを持たないということは非常に難しい。誰でも長く経験を積む中で、自分なりの成功体験を積んでいく。その中で成功につながるやり方、アプローチというものが出来上がっていくからだ。このようなこだわりを持って取り組めば思うような結果が出るとなれば、そのアプローチを変える必要はない。つまり次第に確固たるポリシーが出来上がっていくのである。
そして時にそのポリシーとクライアントとの要望が衝突することがある。クライアントは品質よりもスピードを重視して欲しいと頼めば、それはポリシーに反すると出るわけだ。これは仕事をもらうという点から考えると本末転倒である。それならば他の人に頼むとなって、仕事を失って終わるだけのことだ。過度なポリシーは自分自身の生涯となってしまうこともある。そのようなコラムも掲載されているこの参考サイトをおすすめする。